NASという製品の調査
いま、NASの取り扱い説明書の企画を立てている。
SOHOでやっているとNASというのは、IOデータさんやBuffaloさんの製品を真っ先に思い出します。
しかし、調べてみると、NASに特化したOSをWindowsStorageServerとしてマイクロソフトは
リリースしていて、そのOSを採用したNASやファイルサーバをHP(ヒューレットパッカード)やIBMが
販売している。
同じNASなのに何がどう違うんだろう?と調べてみると、 企業におけるNASの利用の仕方が、SOHOやホームユースとは異なることがわかりました。
NASの基本機能
NASのOSに必要とされる基本機能は...
- ユーザ管理(ディレクトリサービス)
- ファイル共有サービス
- プリンタ共有サービス
の3つなのだそうですが、このユーザ管理部分が企業とSOHO,ホームユースでは異なるようです。
わたしも、かつては、Linuxをインストールしたマシンをファイルサーバとして使うために、 sambaを入れて自分で設定したこともありますが、 ローカルネットワークでの使用で、使用者は自分だけ、 という環境なので、誰でも読み書きできるような簡単な設定で済ませていたため、 ユーザ管理(ディレクトリサービス)について意識することがなかった。
しかし、企業では、役職など立場によりアクセスできるファイルが異なってくるため、 接続してきたクライアントPCのユーザによって、適切なファイルへのアクセス権限を (NAS側のOSが)与えなくてはならない。 この情報を管理するサービスがディレクトリサービスということです。
WindowsServerのディレクトリサービス=ActiveDirectory
WindowsServerの世界では、ディレクトリサービスといえば、ActiveDirectoryのことで、 これが導入されている企業では、ActiveDirectoryに対応したNASが必要になります。
Linux+SambaでもActiveDirectoryに対応していないわけではないようですが、 やはり、WindowsServer+ActiveDirectoryの環境下では、 WindowsStorageServerを搭載したNASが選択されているようです。
以上から、おおざっぱにわけると3つのNAS市場がある

(図3)まず、ホームユースやSOHOのように、ディレクトリサービス機能をほとんど必要としていない市場がある。 これは単にネットワークにつなげるだけで大量の保存領域を確保でき、複数のPCからも 共有して利用できるハードディスクという認識でNASが選択される市場。
(図2)次に、WindowsServerが社内に存在していて、ActiveDirectoryドメイン下で、NASを導入したい企業ユーザの市場。
(図1)さらにもうひとつは、そうやって企業がNASを複数台導入していったときに生じる問題 (バックアップの問題、統合の管理の問題など)に対するソリューションを持ったNASを必要としている 大企業ユーザの市場。